この記事でわかること
- UE4を使った画作りの基本要素の概要
- Megascans, ポストプロセス, ライティング, Foliage, Decal, レイトレーシングを使った画作りの基礎
こんな人におすすめ
- UE4での画作りに興味がある人
- レイトレーシングに興味があって、とりあえずちょっと触ってみたい人
- 実際に手を動かしながら学習したい人
はじめに
今回は、UE4を使ってハイクオリティな画作りの基礎を学ぶチュートリアル「Unreal Engine Quickstart」の紹介です。
全14動画からなり、動画の長さは1分半〜5分半と短いです。
なので、一つ一つの要素を深く説明していくのではなく、画作りに必要な要素をざっとさらって、最終的には以下の写真のようなものを作ります。
具体的に触れる内容としては、以下のものになります。
- Megascans
- ポストプロセス
- ライティング
- Foliage
- Decal
- レイトレーシング
- カメラ
これらの要素を用いて、作例の画作りに必要な内容が説明されます。
一つ一つの深い理解をするためのものではないですが、画作りに必要な要素をざっと触ってみるにはちょうど良いチュートリアルです。
各チュートリアルの概要
プロジェクトの作成とUE4Editorの簡単な操作説明です。
UE4Editorのカメラの操作方法の説明です。
今回のプロジェクトで使用するMapやFBXの準備をしますが、FBXは提供されていないので、自分で用意するのが面倒であれば、筆者が作成したものを使用してみてください。
https://drive.google.com/file/d/1gdymjXdtYFOZGR3H799-qVE6as_qV57x/view?usp=sharing
Megascansとは、Quixel社が提供している、3Dスキャンから作成されたハイクオリティの3DモデルやTexture、Materialなどが登録されているライブラリです。
2019年に、Quixel社がEpic Games社の傘下に加わったことで、それらの全てのアセットがUnreal Engineのプロジェクトでは無料で使用可能となりました。
この動画では、Megascansのアセットのインポートについて説明してますが、残念ながら事前準備の説明がほぼないので、下の記事などを参考に事前準備をしておくことをおすすめします。
Beginners Guide to Using Quixel Bridge for UE4
また、Megascansのアセットのインポートをした時に、Materialが壊れていることがあるので、表示がおかしい時は、Textureの参照などを見直してみてください。
ライトとポストプロセスの設定をしていきます。ライトを全て消したのにシーンが真っ暗にならない場合は、一度ライトのビルドをしてみてください。
シーン撮影用の特別なカメラを配置し、画角やピントなどの設定を行います。
被写体をかっこよく見せるために、複数のライトを配置していきます。
岩以外のオブジェクトをシーンに配置していきます。
シンプルなマテリアルを作成します。
レイトレーシング周りの基礎的な設定内容の説明です。
オブジェクトやライティングの調整で、新しい要素の説明はありません。ただ、なかなかチュートリアル通りの配置を実現するのは難しいです、、。
Foliageという機能を使って、ペイントするように岩に草を生やしていきます。
Decalは、指定した領域内のオブジェクトに模様を貼り付けるような表現ができます。その設定方法と注意点について説明されます。
シーン撮影用カメラでの動画や静止画の書き出し方法の説明です。
おわりに
このチュートリアルを見ながら、同じ作例を作ってみても、なかなかこのお手本と全く同じようなクオリティの画を作るのは、正直難しかったです。
ライティングやレイトレーシングはとても奥深い分野なので、まずはこのチュートリアルでそういったものに触れてみて、そこからより深く学んでいくためのきっかけになればいいんじゃないかと思いました。
では、よきCGライフを!